突如ここの存在を思い出しひさしぶりの更新。
ヅカヲタは継続中です。

過去記事を読み返すと、そういえばこのブログを始めた頃はだい/もん/だい/もん言ってたなぁと懐かしく思いました。
まさかこんなブレイクするとは…。そして雪組に来るとは…。

検索ワードを見ると「鳳真由は路線にもどれる?」と検索している方が!!
ぴーちゃんファンの方なのでしょうか…。
花組の体制も4年前とすっかり変わってしまいましたね。
ぴーちゃんのお芝居が好きなので、またバウで観れる日が来るといいなと思います。
下級生が主演のバウの2番手とかになっちゃうんでしょうけど…。

以前よりずっと観劇回数は増えているのに気持ち的は昔の方が熱かったなぁなんて思います。
休む暇もなく観劇観劇だから考えなおしたり妄想したりする時間がなくなっているのかもしれません。

私は変わらず雪担です。
チギタとみゆちゃんのコンビにでれでれしております。
 若さは狂気を孕んでいる。
 何のためらいもなく死を選ぶ若い二人を観て、そんなことを思いました。

 いやはや、素晴らしかったです。
 雪組の「ロミオとジュリエット」。
 久しぶりに宝塚の芝居で泣きました。
 宝塚の芝居って基本つまんないから泣くことが本当に少ない。
 だから自然と涙が出てきた時はびっくりしました。

 その前に泣いたのは「ハプスブルクの宝剣」だったような…。
 最後のオルガ@モナコちゃんとエリヤーフー@ちえちゃんとのやり取りでぐっときたんだよなぁ…。 
 …って、結構最近ですね。

 「娘の愛はこの世では実らず」
 ジュリエット母@かおりちゃんが歌い出した瞬間、ぐぐぐっときていた涙が決壊。
 横たわる娘ジュリエット@みみちゃんにはそんな母の嘆きは聞こえない。
 嘆くならどうしてこの世で結ばれるようにしてあげなかったの?
 そんな単純な問いが頭をぐるぐる回ってました。

 星組版と比べるのは良くないですが、
 星組版を観た時、死@真風さんががロミオを取り込んでいく過程が見えたように思いました。
 ストーリーテラーのように私たち観客をも死に世界にいざなっているような。
 1回しか観劇していないのですが、ずっと死を追っていたような気がします。
 主役の二人ではなく、死を追うことが物語の中枢をなぞっているような気がしたんです。
 それに対して愛@礼さんは小鳥のようなか弱い存在。
 死に見つからないようにひっそりとロミオとジュリエットを見守り、二人の一喜一憂をそのままダイレクトに受けて、愛自身も喜び嘆く。
 
 でも、雪組版は愛@せしるんが二人を死の世界へ導いているように見えました。
 何でしょう?あの美しいビジュアルのせい??
 せしるんが神々しくて、現実離れし過ぎているがゆえに「生」を感じなかったんです。
 ロミオとジュリエット、二人が選んだものは「死」だけれど、二人が行った世界は愛の衣装のように柔らかな色に包まれている世界なんじゃないかなぁと。
 それが「死」ならそこへいざなったのはきっと「愛」だったはず。
 そしてそこはきっと天国という場所なんだと。
 咲ちゃんの死が生々しいから余計にそう感じたのかもしれません。
 死@咲ちゃんがロミオを誘い込もうとしているのは「生」、それはヴェローナという街、終わることのない争いの世界で生きていくこと。
 生を苦しいものとする感覚って若さゆえだなぁと思います。
 死に対する憧れとか、誰しも若い頃通る道だと思うので。
 死の配役は正直どうなんだろう?とは思っていて、観劇後もその思いは残っているのですが、こういう解釈で観れば生命力溢れる死もありだったのかな?と思います。

 新公を観る前にざっくりとした感想を書いておきたかったので、個々の感想はまたいずれ。
 1本モノの新公を観るのは初めてです。
 カット場面もあるだろうし、新公ならではの咲あゆコンビのロミジュリを楽しんできたいと思います。
 桂ちゃん、大劇場トップお披露目おめでとうございます。
 (ちなみに未観劇ですので、観劇感想ではございません)

 音月桂というジェンヌがいなかったら、出会えていなかったら、私はヅカファンにならなかった。
 たった3年半の短いヅカヲタ生活ですが、ついに来るべき時が来たんだな…と感慨深いです。


 …とここまで書いて時間がなく続きを書けないまま放置→観劇日が来てしまったという…。
 友達の感想で妄想したことなど書こうと思っていたのですが。

 

 ただひとつ書きたかったことは
 桂ちゃんは必ずトップになる人で、「その時」はいつか絶対来ると思っていましたが、「その時」が今こういう状況だったことが果たしてベストだったのか?ということです。
 一点の曇りもなく「おめでとう」と言える、感動できるか?というと…うーん、となってしまいます。
 それは桂ちゃんには何の責任もないことなのですが…。
 ゆみこさんの退団と謎の研1ヒロイン…これがなかったらこのモヤモヤはなかったんでしょうか…うーん。
 
 チギタとまっつが来て、2年前には想像も出来なかった新生雪組の布陣。
 万人がベストだと思える人事はないと分かっているので、今の雪組を応援したいと思います。
 24日も25日も夜遅くまで仕事だった私を癒してくれたCSのクリスマス特番。
 内容忘れ気味ですが、後々のために感想を。
 完全に順不同です。

 花組。
 イケメンパラダイスですね。素晴らしいです。
 ひそかにあきらくん(90期)がいるのに、司会がだいもん(89期)とふじぴー(91期)。
 いや、いいんですよ。
 だいもんふじぴーの並びは最高です。
 とりあえずえりたんのジャイアントカプリコ!素晴らしいです。
 ふじぴーに当たっためおちゃん?プレゼンツの500円手袋。
 某タカラヅカの雑貨屋に売ってました。
 まあくんプレゼンツのカップメン、前から気になってたのでぜひ欲しい。
 えりたんとお揃いだ。
 カップメンは多分500円より高いぞ、薔薇様!

 星組。
 まかぜ頑張れ。超頑張れ。
 ハラハラするぐらい寄れてなかったのは気のせいでしょうか?
 ちえねねかなめの3人はまったりしてますねぇ。
 あのデコラティブなドーナツ、本当に美味しかったんでしょうか…。
 みやるりの○ィトンのマフラーすげー。こてこてだな。
 
 雪組。
 こまちゃんもっとガッツリいって下さい!
 愛仕様のせしるんの美しさよ…。
 イントロクイズ微妙過ぎ。
 まっつが普通にいました。違和感なし。ようこそ雪組へ!!
 づっくん高音出なさ過ぎ。ティボ様仕様??
 チギタが1問も答えなかったのは、歌唱力に難ありだからですか?!

 月組。
 雪だるまのまさおが何とも…。2番手ですよね??
 まりもちゃんの髪すごい。金髪くりくり。素敵。
 やっぱり娘1がいるっていいなぁ。可愛いなぁ。
 最後ツリーになるきりやんの意気込みがすごいと思った。
 しかもめっちゃ似合ってた。

 宙組。
 いやーこちらもイケメンパラダイスですね。
 なで肩過ぎてタスキを脱ぎ捨てるちーちゃんが素敵。
 チーム分けの時点で負けが確定したような気になる「チーム北翔」。
 
 どの組もトップがいないと自由度が増していいですね。

 で、寒いところでしょうもない話を朗読させられた可愛い娘役たち。
 話がつまんなさ過ぎて…気の毒でした。
 でもでも、冬って女子を120%可愛く見せますね。
 元々可愛い4人だからなおさら!
 らんはなちゃん、みみちゃん、あゆっち、すみかちゃん。
 可愛過ぎる!!
 観ているだけで幸せでした。
 だからあんなつまんない話不要だよ!!

 中村Aの駄作作成能力すごいな…ということが1番印象に残ったクリスマスでした。
 集合日は悲喜こもごもです。

 とりあえず1番びっくりしたのは
 べーちゃんの新公ヒロです。
 
 信じられなくて何度も見直しましたが、やっぱり桜咲彩花って書いてあるよ…。
 
 べーちゃんといえば去年のスカフェ。
 娘役の枠を超えて、完全に色モノお笑いに走っていたイメージ。
 公称身長でも十分高いけど…正直いまっちより大きいんじゃないかと思うような立派な体格で。
 この間の「コード・ヒーロー」でもすごい顔でお嬢様@ななくらちゃんを追いかけ回してたし。
 べーちゃんの演技をちゃんと観るのは初めてだったけど、本当に予想通りで安心したというか。

 同期のがりんちゃんを支えるという意味での抜擢なんでしょうか?
 べーちゃんのこと、そんなに知らないんですがヒロイン候補だとは思ってなかったので…。
 いや、嬉しい驚きです。
 ちょっと観に行きたくなりましたもん。

 93期すごいですね。
 新公主演者が予定者も含めて男役5人、娘役3人。
 華やかだと思っていた92期が男役は真風さんだけ、娘役も蘭麗姉妹とあまちゃきちゃんの3人。
 花のいまっち、月のゆうき君、雪のりんきら、まなはる、あやかちゃんあたりはチャンスがあるかな?と思うのですが。
 真風さん1人押しでいくのかな?

 ゆうすんの退団公演だから、ふじぴー&みりおんでガチだと思っていました。
 色んな人にチャンスがあるのはいいと思います。
 このヒロイン経験は、べーちゃんがこれからいい女役になる糧になると思いますし。
 (いい女役ではなく、これを機に真ん中路線を歩むのかもしれませんが)
 あまちゃきちゃんみたいに早々と退団しないで欲しいです…。

 あーあまちゃきちゃん…どうしてなんでしょう?
 早過ぎる…。
 やっぱり真ん中に立ちたかったのかな?
 「フィフティ・フィフティ」でお芝居の上手さに驚かされました。
 素顔はファニーフェイスだけど、お芝居で可愛くなれる本当の役者さんだったなと思います。
 元男役ということで、ショーでは可愛いお顔と反対に超男前で。
 観ていて楽しくさせてくれる娘役さんでした。

 「コード・ヒーロー」でいっぱい観たしゅん様とはるちゃん。
 しゅん様のダンスは目が離せなかったです。
 肉厚な体も素敵でした。
 はるちゃんも元男役だけあって、押し出しが良くて美声で。
 89期の華やかな娘役さんがまた一人減ってしまうのですね…。

 最後に、ゆうすんのDS豪華で濃いですね。
 DS初参加になりそうです。
 最初から最後まで熱く!暑苦しく!やって欲しいなと思います。
 雪ファンなので一応反応してみます。

 正直そこまでテンション上がる内容でもないのですが(こら)。
 あぁ、いけない。ネガティブ思考止めないと。

 チギタが天才バレエダンサー…。

 原田先生は「Je Chante」の人ですね。
 残念ながらCSでちらっと観ただけですが。
 
 舞台は20世紀のパリ、国民的歌手と天才バレエダンサー…。
 何か妙にかぶっている気がするのは気のせいでしょうか?
 
 苦悩するチギタかぁ。
 チギタはあんまりパリっぽくない。
 アメリカが似合うような。もしくは日本モノ。
 「シュガノン」とか「ハレルヤ」みたいな明るい話が観たいです。個人的な希望としては。
 新しい1面を観れるという意味では楽しみです。
 
 ヒロインは踊り子ということで、みみちゃんかな?
 チギみみのビジュアル好きだー。合うと思います。

 んで、チギタを歪んだ欲望で支配するという素晴らしい役どころは誰になるんでしょう?
 まっつ?づっくん?コマちゃん?
 咲ちゃんはやめてくださいね、原田せんせい。
 
 
 そして、全ツ。
 雪組って全ツ何年連続で回ってきてるんだろう…。

 「黒い瞳」はすみません、日の浅いファンなので観たことがないのですが。
 もしかして「僕の赤ずきんちゃん」ではないですよね?!
 
 こっちもヒロインはみみちゃんぽいなぁ。
 風花舞さんのイメージだと。

 梅芸が3日6回公演なので助かります。
 
 「ロック・オン」再演ですか~。
 最近、大劇場以外のお披露目で前トップさんの退団公演ショーをすることが多いので、うちの雪組も本当にトップさんが変わったんだな、と実感いたします。
 「ロック・オン」はめちゃめちゃいいショーだからまた観れることが純粋に楽しみです。
 さよなら臭ぷんぷんでもないし。
 あの青い衣装の水さんのソロダンスの場面はなくなるかな?

 4月~5月にかけての公演。
 気候も良さそうだし楽しみです!
 …楽も終わったしネタばれしてもいいですよね?

 と、いうわけで「コード・ヒーロー」最大の謎
 ダニエルさんの生死について考えたいと思います。

 3枚目キャラのハル@だいもんが唯一真顔になる瞬間。
 ダニエル@しゅん様の裏切りを糾弾し、彼を撃ち殺す場面。
 私的に1番好きな場面でもあります。
 衣装も1番好きだし、ダニエルを撃って戻ってくる時のハルの表情がすごく切なくて。
 ヴァネッサ@みりおんの「ハル…」という呼びかけにを無視して、ジャスティン@まあくんに銃を渡す。
 「人を殺めるためでなく、護身用に持っていてくれ」と。 
 今、人を殺めたばかり銃を。

 よくよく考えたらここで「しがない映写技師」なわけないしーって気付かなきゃいけないですよね…。
 映写技師が裏切り者をあんな風に躊躇なく始末するわけない。
 それも実の弟なのに。

 さて、ここでダニエルさんがどうなったかを検証してみます。

 初日はもちろんハルがダニエルを撃ち殺したと思って観ていました。

 が、ダニエルの中の人が「ダニエルは死んでないです」と言ったという情報を得まして…死んでいない方がしっくりくるような気がして。
 ダニエルはハル達を裏切っていない。捜査のためにボイドやラリーに近付いているだけで。
 なので、その情報を得てからはあの時点でダニエルはFBIに戻ったのだと思って観てました。
 
 ハルがわざわざダニエルを「裏切り者」としてみんなの前で糾弾するのが謎だったんですけど。
 ジャスティンとヴァネッサの前から消える必要があったのかもしれない…だからああいう芝居をすることで彼らにダニエルがいなくなったことを納得させたのかな?と思っていました。
 何か辻褄が合わないというか、無駄な芝居のようにも思いますけど。 
  
 ハルはダニエルを殺していない。
 それを踏まえて考えるとあの銃はずーーっと空なんですよね。
 銃は空だった…となるとまた疑問が。
 何故、ハルはジャスティンに空の銃を渡したのか?

 ジャスティンは「法律なんて知らない。俺の掟こそすべて」なとっても危険な人。
 だからいつ暴走して人を傷付けるか分からない。
 ハルはそんなジャスティンの危険なw性格を見抜いて空銃を渡したんじゃないかなと思います。
 銃を持っているのに、わざわざナイフや素手で人を殺めたりしないでしょうから。
 誰かを殴る前に武器を渡しておこうと。

 「君を本当の人殺しにしたくなかった…」
 きっとハルの本心だと思うんです。
 ハル…どんだけジャスティンのこと好きなんだ…w
 
 ちなみに谷せんせいは生死を明確にはしていないそうです。

 そして、ハルの中の人はダニエルは生きたままFBIに連行されると言ってました。

 …え?

 ダニエルは捜査のためではなく、本気でボイドたちに寝返ってたそうです。
 
 あれは茶番じゃなくて、まじなんだ。
 だからハルはあんなに辛そうな顔で戻ってくるんですね。
 ハルの中の人の案、考え付かなかった…。
 
 これも正解。あれも正解。
 でも、私はダニエルさんが今もFBIでバリバリ働いている結末を望みます。
 たとえ物語が破綻していてもそれはダニエルさんのせいじゃない!脚本書いた人のせいだー!
 感想書こうにもネタばれしないのが無理なこの公演。
 ストーリーとはまったく関係ないかっこいいポイントを書いてみたいと思います。

 何よりも、まずいまっち。
 マグノリアコンサート(映像ですが)で私の世界に彗星のごとく現れたいまっち。
 新公や「BAND/NEON上海」の映像でも上手い子だな、と思っていて。
 去年のスカフェでも芸達者ぶりを発揮していたし。
 特技=ラグビーというのもポイント高過ぎるし。

 今回初めて生で間近でお芝居するのを観ました。
 いまっち=胡烔華@BAND/NEON上海のイメージが強過ぎたので、ああいう素に近い役だからこんなに上手いのかなぁ?と思っていましたが…
 あれは演技だったんですね(当たり前です)。
 今回どちらかというとシリアスな役なのですが、あの胡烔華と同一人物とは思えない!!
 声色がまったく違う。ほんとに役者です…この人。
 ボイド家の運転手で実は裏の顔がある…という役なのですが、裏の顔から運転手に戻る時の豹変ぶりがもう、何度観ても怖いくらい。

 いまっちの歌、生でちゃんと聴くのは初めてでしたが上手い!
 音程の確かさもだけど、歌うのが本当に好きなんだろうなぁという感じ。
 英語の歌なんですけどね。緩急自在で本当に聴いてて楽しい。
 そう、いまっちはすごく観てて楽しくなる子です。
 ダンスも全身で踊ってて、技術的なことは分からないけどいいダンスをする子だなぁって思う。
 こういう芸事が好き!って気持ちを感じる子をもっと使って欲しいです。
 
 オープニングと2幕頭にあるダンスの場面。
 群舞大好きなので幸せな場面なのですが、ここで目がいくのがふじぴー。
 とにかくかっこいい。
 ちゃんと男役として踊れているんだろうなと思います。
 両方ともまあくんが真ん中で歌っているので、周りのダンサーにはそんなに光が当たってなくて。
 薄暗い感じなのですが、それでもパッと目に付くんですよね。
 「太王四神紀」新公@ホゲ役で名前を知って、結構お顔が女の子っぽいから何でこの子がホゲなの?と思ったんだけど…やっぱ劇団、上手い子はちゃんと見てますね。
 ジュニアという役はアテガキなんじゃないかと思うくらい私のふじぴーに対するイメージとぴったり。
 親に従順で、ピュアで、愛する人に優しくて。
 
 もう一人ダンスシーンで目がいくのがしゅん様。
 いやーしゅん様渋いです。
 肉厚な下半身がたまりませんw
 芝居中でもダニエル@しゅん様とハル@だいもんの絡む場面が1番好き。

 もうひとり真輝いずみくんもやたら目につきました。
 友達に聞いたら踊れる人だそうで。
 ダンサー好きなのでちょっと注目。

 フィナーレがないのがやっぱり寂しい。
 フィナーレもないし。
 「BAND/NEON上海」みたいなフィナーレを期待してたのに…。
 初日に「もしかしてフィナーレない?!」って時計見ちゃいましたよ…。
 次回、大劇場ではたくさん踊って欲しいなぁ。

 ストーリーは無茶苦茶だしつまんないんですが、花男たちはそんなことには負けずかっこ良かったです。


 かっこいいポイントとはちょっと違うけど、ケネス@みちるたんの演技に度肝を抜かれました。
 ヴァネッサ@みりおんの婚約者で無実の罪で服役中…看守の暴行で精神を病んでしまっている役。
 その狂いぶりがすごくて。
 初日あまりの迫力にドキドキしてしまいました。
 トキメキではなくて、リアル過ぎるに芝居に恐怖を感じてしまって。
 初日でこれだと一体どうなるんだろう…と思ってましたが、青年館まで同じような狂いぶりだったからほっとしました。
 変わらないということは、初日に完成していて、完全に演技しきっているんですよね。当たり前ですが。
 役に飲まれずあの激しい演技を同じテンションでできるみちるたんはすごいです。
 初日と楽で芝居が違うなんてことは宝塚ではザラにあることだと思うので。
 ただ宝塚であれだけリアルな芝居をしちゃうと「浮き」ますね。
 特に今回はリアルな芝居を求められてないし。多分。

 みちるたんの狂いぶりがみりおんの足りない芝居を補足しているように思えました。
 婚約者のあんな姿見たら…そりゃあヴァネッサも狂います。仕方ない。

 この話、狂っている女の子がたくさん登場します。
 ローズマリー@いちかちゃんとドミニク@いぶちゃん。
 個人的に一番狂ってるのはヴァネッサ@みりおんだと思うのですが…。

 そんな女の子たちのことを書こうと思ったのですが、話の核心に触れそうなので…公演が終わったら書こうと思います。

 
 というわけで、公演も終わったのでひっそり書き足します。


 事件が一応解決して、ジャスティン@まあくんとヴァネッサ@みりおんの二人の場面。
 ここでのヴァネッサのうかれ具合が…何ていうか異常なハイテンションで…正直怖かったのですが。

 ジャスティンに「君はこれからどうするんだ?」と問われて
 「被害者家族のために私ができることをしようと思うの」と答えるヴァネッサ。
 そしてジャスティンに「あなたは?」と問う。
 「夢を見つけることが夢かもしれない」と答えるジャスティン。
 それを聞いてうふふ、あはは、と駆け回り「それが1番の夢かもしれないわね!」と嬉しそうに言う。

 …この人壊れてるわ、完全に。

 ヴァネッサはジャスティンに出会う前から静かに狂っていたのだと思う。
 ドミニク@いぶちゃんが10年もの間精神病院に通わなければいけない程、正しく狂っていたのに対して、ヴァネッサは一見正常に生きている。
 婚約者のケネス@みちるたんの無実を信じて刑務所の近くで働き彼の出所を待っている。
 冷静に考えたら懲役30年の婚約者を待つ、という行為自体常軌を逸してるような気もするけど。
 とりあえず病院にも通ってないし、精神安定剤のお世話にもなっていない。
 
 そこへ思いがけず婚約者との面会を果たして…
 狂った婚約者を見たことで彼女の中で何かが弾けてしまったんだと思う。

 社員に慕われる堅実な会社経営者の父と音楽をこよなく愛する母、きっと幸せな少女時代を送ってきたんだろう。
 突然の不幸で両親と愛する人を失い、会社も買収される。
 彼女があのバーの収入だけで生計を立てていたとは思わないけれど、生活は一変したに違いない。
 
 ただ待つだけの生活。
 感情を捨てて、柄の悪い客をやり過ごす。
 30年という時間は指折り数えて待つには長過ぎる。
 だから飛び付いてしまったんだ。ジャスティンという「俺の掟」で生きる男に。

 ボイド家での婚約披露パーティでジャスティンがドミニク@いぶちゃんに撃たれた時、ジャスティンは病院へ行かずに自分で弾を取り除く(よく考えたらジャスティンすげぇw)。
 ハルの「被害者がいないから事件にならない」の言葉で、「ドミニクを加害者にしないためにジャスティンは病院に行かなかった」と解釈。
 「彼は信じられる」と一人でキラキラ。
 周りはぽかーん。「俺を褒めてくれてるんじゃないことは確かだ」とハルが笑いを取りにいくもさくっとスルーw
 
 このあたりからヴァネッサの狂いが少しずつ表面化してるよなぁ。
 常軌を逸したくらい強い人を本能的に探し求めていたのかもしれない。
 「誰も信じられない」
 自分を無償で助けてくれている人々(ハルの偽兄弟たち)を前にそう言ってしまえることヴァネッサがとても悲しい…。
 でもそれに全く気付いていなくて。
 ジャスティンとヴァネッサってよく似てるわw

 大人っぽい見た目だけど、演じているみりおんはまだ研2。
 おそらく技術が色々足りてなくて。
 その足りてなさ加減がまたヴァネッサの狂いを助長していたように思う。

 芝居の上手い下手なんて所詮は好みの世界なんだと思います。
 そういう意味で私は彼女の芝居が好みじゃないんだと思う。今の時点では。
 歌も最近のヒロイン路線の中ではきっと上手い方なんでしょうけど…。
 キンキンしててあまり好きな感じではなかったです。
 下級生なのに可愛さ封印されてたんじゃ仕方ないですよね。
 プルチネラ@麗しのサブリナで踊ってる時は可愛かったもの。
 衣装も何か全部可愛くなかったし。
 これから、ですね。まだ若いから。

 いぶちゃんは本当にお芝居が好きなんだなぁ。
 ドミニクはいぶちゃんにとって代表的な役になるのでは?と思いました。
 誰を演じたいか?と問われたら、私はドミニクがいいです。
 
 ドミニクの真っ赤な衣装は何かの暗示なんでしょうか?
 すごく印象的な割りに特に伏線もなく…。
 
 CSの「YOUNG POWER!」という番組にいぶちゃんが出た時、ちょうど谷せんせがコメント係で。
 「芝居が好きなのはよーーーく分かったから、他のことも頑張ろう」的なことを言われていたんです。
 「くわらんか」で小糸という役をつけたのもお芝居の試験で面白い子がいるな、と思ったからだそうで。
 そういう意味で谷せんせとは相性がいいのかな?
 「くわらんか」観たことないので分からないですが。
 この番組を観たので、いぶちゃんはお芝居の子なんだーという印象があったんです。
 で、その印象のまま「コード・ヒーロー」を観たのですごく納得。
 谷せんせに「やり過ぎ」と言われてたのも納得。

 ドミニクの狂いはヴァネッサと違って怖くなかったです。
 真っ直ぐ正しく狂っていたように思えたので。
 ジャスティンとの関係が謎でしたが…。
 本当にこの2人婚約してたの?!
 ジャスティンが服役していた10年、二人がどのくらい連絡を取り合っていたのか分かりませんが、普通婚約者が出所したら真っ先に会いに行くのでは?
 ドミニクが精神を病んでしまったことをジャスティンは知っているので、少なくとも全く交流がなかったわけではないと思うんです。
 ジャスティンは家族がいないっぽいので、自分でドミニクのことを気にして情報を得ていたんだろうと思うし。
 ドミニクはジャスティンの出所を知っていたんだろうか…?
 
 婚約者に両親を奪われた2人の女。
 一方は綺麗な服を着て、精神を病み、高そうな医者にかかっている。
 もう一方は柄の悪い酒場で働き、婚約者の出所を待っている。

 ドミニクの方がお金持ちだったんだなぁ。
 ジャスティン玉の輿じゃん(そこ?)

 ジャスティンはドミニクへの愛より復讐を選んでしまったんでしょうね。
 2人の間に愛はないのに…何故ドミニクは凶器になるよう洗脳されちゃったんでしょうか??
 サブリミナルパワーすげぇな。

 ローズマリー@一花ちゃんの「サブリミナルマインド」って歌詞は鉄板です。
 毎回笑ってしまいました…。
 何故かローズマリーだけ「矢」だったのにも笑いました…。
 ごめんよいちかちゃん。
 
 一花ちゃんは本当に上手いですね。
 大人の女も子供も何でもござれって感じで。
 新聞社の取材を受ける場面で、クリストファー@ふみか様と腕を組んではけるのでお二人できてるんだと勘違いしておりました…。
 「お前のマインドは俺が握っている」BYクリストファーですからね。
 心も体も操ってたのかもしれませんね…妄想が膨らむ設定ですw
 
 ドミニクがローズマリーの病院に通い始めたのは偶然か、必然か。
 クリストファーは何故こんなまどろっこしい作戦に出たのか…。

 色々考えたいのですが私のおばかな頭では検証できそうにないのでこのあたりでおしまいにします。
 初日でした。観劇してきました。
 ヅカファンになって初めて初日に行ってきました。
 土日祝休み人間なので、今まで行ったことがなかったのです。

 …正直、何から書こう?
 そんな話でした。

 谷せんせの作品は人がいっぱい死ぬってこと忘れてました。
 この間の「ジプシー男爵」で誰も殺さなかった反動なのかどんどん死んでいくのに唖然。
 何人死んだっけ?
 
 ジャスティン@まあくんは本当に自分自身のコードのみ信用している人。
 それに何故かヴァネッサ@みりおんは超共感しちゃったみたいで…。
 男と女じゃなくて、ジャスティンの生き方考え方にリスペクトしてしまったような間柄でした。
 ゆえにラブなし。

 そうだ!この話、まったく恋愛要素がなかったんだ…。
 タカラヅカなんだからラブが観たいですよ、私は。
 そうかーそうだったのか。だからいまいち気持ちが乗らなかったんだ。
 これから何回も観るうちに誰かと誰かの間に愛を見つけられるのかしら?
 ハルとダニエルとか?(こら)

 ジャスティン、ヴァネッサ、ハル@だいもんの3人がなかーまって感じなんだけど、ハルはあんまり寄れてないのよね。
 だってジャスティン、ヴァネッサの二人は初対面で手錠な関係になっちゃうし。
 ラストでハルのバックボーンが分かってほっとしたけど。
 だからああも飄々としてたんだな、って。

 法律とか常識とかルールとかエチケットとかwそういうものを無視して生きてる人が苦手なので…ジャスティンの思考回路についていけなかったです。
 ああいう俺は俺の道をいく、みたいな人をかっこいいと思う女子も多いんでしょうねー。ヴァネッサもその一人かな?
 そういや登場人物の年齢設定はどうなってるんだろう?
 主役の二人が常識とはかけ離れた世界に生きているのでハルが変な人に見えた。
 いや、ハルも映画バカだし、唐突に歌い出したり変な人なんだけど。

 事前に妄想してた通り色々な人の色々なドラマが詰め込まれていて、色んな角度から観たら別の楽しみ方がありそうです。
 まあくんも挨拶でそんなことを言ってたし。
 次回からは結末が分かったからこその観方をしよう。


 花組は可愛い子や上手い子がいっぱいで楽しいです。
 ひとりひとりの感想を書きたいけど、それはおいおいということで特筆すべきことだけ。

 いまっち&みちるたん上手過ぎ。
 くまくまちゃんの乳!
 あーさー頑張れ。プロローグと2幕最初のダンスシーンのふじぴーがかっこいい。

 さて、ナウオン観て寝ますか。 
 咲ちゃんには何の含みもないけれど…
 またかーって思っちゃったロミジュリ新公。
 友達の反応も同じ感じ。やっぱりねーみたいな。

 一人っ子政策ってこういうことを言うのかな?
 はいはいまたですかってあんまり思いたくなんだけど。

 劇団が咲ちゃんをあげたいのは分かるし、「ロジェ」の階段降りとか「はじめて愛した」のフィナーレの位置とか見てると若手ホープみたいな扱いじゃなく本気みたいだし。
 咲ちゃん自身も長身で歌うまで(お顔が女の子なのもまぁ好みの問題なんだろうし)素質に問題はないと思う。
 でもなー。3連続だと飽きます。
 最終的に咲ちゃんが新公主演を5回とか6回とかやるとしても違う子を挟んで欲しいです。
 水さんの最後の役と大作ミューは外せなかったんだろうな。
 じゃあソルフェをがおちゃんにすれば良かったのよー。
 (結局のところがおちゃんじゃなかったのが残念なだけですが…)

 で、ヒロインがいまさらあゆっち?
 咲ちゃん連続にするなら違う子にして欲しかったなぁ。
 ロジェ挟んでるとはいえ、ここ4公演中3公演あゆっちだもんなぁ。
 こないだDCで観たばっかりだし。
 娘1不在=あゆみみメモは娘1格なわけでしょ?いまさら何で新公ヒロさせるのよ。
 いや、あゆっちにも含みはないんですけど。ジュリエットきっと可愛いだろうし。
 そういや姉妹でジュリエットだ…もしかして劇団それ狙ってる?!

 
 と、まあ主役の配役にはいろいろあるんですけど…
 ティボルト@りんきら!嬉しい!!
 
 りんきらは大公か神父かな?と思っていたので、ティボルト嬉しいです。
 本役がづっくんなので、星組バージョンとは演出も変わるんだろうけど。
 あの中2病みたいな歌はそのままなのかしら?
 「俺は15で女を知った~」みたいなやつ(うろおぼえ)。
 あの歌、かなめちゃんでも恥ずかしかったのに…りんきらが歌うとなると……とりあえずビジュアル強化を頑張ってください!!
 ビジュアルといえば、鬘とか衣装とかどうなるんだろう?
 かなめちゃんみたいにくるくるもじゃ毛鬘なのかしら?
 あの赤いゴテゴテ衣装なのかしら?
 
 いやはや楽しみです。

 で、がおちゃんがベンヴォーリオと。
 星バージョンを観た時、ベンヴォーリオの立ち位置が良く分からなかったんですよね。
 ちえちゃんととよこさんの学年差を知っているだけにそれを変に意識して観てしまって…。
 ジュリエットの死を伝える逡巡を歌う場面。ベンヴォーリオの見せ場でもあるだろうし、芝居の中でも感動ポイントだと思うんだけど…私の気持ちがうまく乗らなくて。
 まっつ、がおちゃんがどう役作りしてくるのか楽しみです。
 がおちゃんはこれで新公卒業かぁ。もう1回主演して欲しかったなー。
 90期男役は誰も複数回主演できなかったんだな。寂しいな。

 愛と死は、レオあす94期同期コンビ。
 久城あすちゃんの顔が大好きなので愛ばっかり観ちゃいそうな予感。
 あすちゃんは歌える人イメージだけどダンスもいけるのかしら?
 それとも同期売りしようとしてる?!
 煌羽レオちゃんは前回のロジェ@ヴィンセントが結構女の子しててびっくりしたんだけど…まぁ今回は台詞のない役だから大丈夫かな?
 独特の顔立ちなのでどんな死をみせてくれるのか楽しみです。

 愛と死どっちも男役が持っていっちゃうと娘役の役が少ないなぁ。

 夫人チームはカレンちゃんとこのみちゃん。
 これは順当かな。
 カレンちゃんは歌うまなんだけど、いつもあと一歩声量が足りない気がするのでびしっと歌って欲しいです。
 色気のある子なのでもう出しまくって欲しいです。
 このみちゃんは絶対上手いだろうから心配なし。
 今雪組で一番歌上手いのはこのみちゃんだと思っているので。音程的な意味で。

 さらさちゃんが乳母ですか。
 ちょっと想像ができないんですが、どうなるんだろう…。
 コマちゃんの乳母も想像できないんですが。
 
 さすが1本モノらしく歌の上手い子に役が付いている感じなのですが
 りーしゃは歌えるのでしょうか?!
 りーしゃが大公とは…何ともいやはや。どんな風になるんだろ?
 学年順に役付けちゃったのかしら?
 パリス@まなはると反対でも良かったかなーと思う。
 まなはるのパリス暑苦しそうだなーw

 あやかちゃんはビジュアル担当まっしぐらだな。
 君愛とゾロがコマちゃんの役、ロシアンからずっとチギタの役??
 87期専科だわ。
 マーキューシオは歌があるからなー。どうなるんだろ?
 本役チギタだから普通に歌えればOKだろうけど。
 しかしオネーギン効果はすごいなぁ。あやかちゃんの名前、ネットで良くみるようになったもん。

 書いてると俄然楽しみになってきました!
 ぐっちょん…。
 オネーギン全休でそのまま集合日付けだなんて…。胸が痛いです。

 と、ここまで書いて外出。帰ってきたらどえらいことに。
 蘭とむさんが花でトップで、かなめちゃんが宙?!
 頭がクラクラしています。
 私のしょぼいCPUでは処理できないので、今日は退団者のことだけ書いて寝ます。
 ロミジュリ新公配役も色々言いたいけどまた後日に。

 
 雪組は集合日付け退団が多い気がします。
 それも88期、研9で集合日付けなんて…。
 ぐっちょんに何があったのか分からないけど、残念です。
 
 ぐっちょんはダンスの人ってイメージで、役らしい役が思い出せないんだけど。 キレのあるダンスと、クールな美貌で素敵な男役さんでした。
 どうかお幸せにと祈らずにはいられません。

 ゆりんちゃん。
 私がファンになった時、さゆちゃん、せーこちゃん、あゆみちゃん、ゆりんちゃんといた89期娘役もこれであゆみちゃんだけになってしまうのか…。
 みんな可愛くて大好きでした。
 ゆりんちゃんと言えば映像でしか知らないけど、ベルばらのルルー。
 キュートで品があって、なおかつコスプレが似合う萌え要素もありの素敵な娘役さんでした。
 
 れのちゃん。
 あーこのタイミングでれのちゃんが辞めるとは思わなかった。
 毎回辞めちゃいそうな気が(勝手に)してたんだけど、同期が4人も退団したロジェで辞めなかったので意外と長くいるのかな?と思ってた矢先に…。
 可愛い(男役さんなのに失礼ですが)枠の人がまたいなくなってしまう。
 新公観てると意外に歌えるのかな?と思ってたので、まだまだいて欲しかった。
 何でこのタイミングなんだー…。悲しいです。

 千瀬聖ちゃん。
 長身で美形の千瀬くん。
 ゾロ@ブリド家の夜会シーンで「めっちゃ綺麗な子発見!」と名前を調べたことを思い出します。
 成績はあんまり良くないみたいで役つきも良くなかったけど、男役の場合べにーみたいなこともあるし期待してたのになぁ。
 レッスン奨励賞も受賞してたし、頑張り屋さんなんだろうと。
 雪組では貴重な長身男役さんだっただけに早過ぎるよ…と言いたい。

 まあやちゃん。
 ふわふわマシュマロみたいに可愛いまあやちゃん。
 組本でザ娘役って雰囲気で可愛い子だなぁと思っていたのに。
 舞台上で殆ど認識しないまま退団…。彼女も早過ぎるよ…。

 退団者にとってこの公演が素晴らしいものになりますように。
 昨日からwktkしてた稽古場レポート。
 メンバーは、まあくん、きらりちゃん、はるちゃん、ネコちゃん、あーさー。
 そしてレポーターズのふみか様。

 きらりちゃん@ドリスははさおたさん@ボイドの奥さん。
 二人の子供(ふじぴー@ジュニア、菜那くららちゃん@ドロシー)の母親。
 20代の子供の親を演るのは初めて、とのこと。
 
 はるちゃん@キャサリンはふじぴー@ジュニアの婚約者であり、まあくん@ジャスティンの妹。
 幸せな役なので幸せな気持ちでお稽古してますって言ってました。
 お兄ちゃんが無実の罪で服役中なのに幸せ婚約中って…どういうこと?!
 ふじぴーはそういう事情も知っていて婚約しているのかしら?
 アメリカだからそういうものなの?
 しかし、ふじぴーとはるちゃんのカップルって彼女の方が強そう。

 ネコちゃん@レックスは新聞記者、あーさー@マクレーンが刑事…だったかな?
 (反対だったかも)
 ふみかさん@クリストファーのことを「ボス」って言ってたので、杜月笙再び?!と思ったら新聞社のボスだそうで。
 ということは、今回の悪ボスはふみかさんではないようだ。

 と、各自が自分の役について語るのですが全くだいもんの名前が出てこない。
 ヒロイン@みりおんちゃんの名前も。
 もしかしてだいもん@ハルは家族も仲間も友達もいないんだろうか…。
 それともハルチーム、ヴァネッサ@みりおんチームって分かれているのかな?
 
 初日まであと1週間!
 一人観劇だったので、幕間に何となく思ったことを書き留めてました。
 席で書いてるとものすごーく恥ずかしかったけど、そういえばと出してきてみるとなかなか面白いな。
 
 一番始めに書いていることは天舞音さら超可愛い。
 
 いやー幕開きから天舞音さら。可愛過ぎる。
 何というのかなぁ?おませな思春期前の女の子の可愛さというのでしょうか?
 ちょっと生意気で大人ぶってる女の子的な可愛さがあります、彼女。
 みなこちゃんが退団した今、一番好きな娘役さんかも。

 役名のあるリサリサのお付きと村の子供と2役やっていたんでしょうか?
 特に何のドラマも無い役でしたが…役名付けとけ的な。
 
 彼女を初めて認識したのはゾロの新公。
 ブリド家のお手伝いのメインじゃない方(本役がさゆみみじゃなくて、きゃびぃすず嬢の方)をやっていた。
 杏野このみちゃんと二人で、どちらも素顔が可愛い子なのでチェックしてましたが化粧やら髪型が残念だった記憶…。
 そしてリオブラのピラニア!あれは4人とも可愛かったなぁ。さいとーくんGJ。
 ちょっと色気があるところがいいですね。
 私、真っ白清純みたいな娘役より生々しさがある方が好みです。
 
 ロジェ新公のメイド、今回のお付きとマスコット的な役が続いているので1度ちゃんとした役をみてみたいです。
 ロミジュリの新公に期待!!
 
 それにしても使われる子が変わったなぁという印象。

 1番驚いたのは14歳のオネーギン@あやかちゃん。
 あやかちゃんとはひょんなことからヅカファンになりたての頃にお話する機会がありまして。
 ジェンヌさんを間近で見たこともないようなぺーぺーだったので余りの美しさにもうふわーとなって、それ以来ひそかに応援しています(え?)
 エリザベート@黒天使に最下で入ったものの、その後お休み組だったり、新公では役が付くけど小劇場では全く役付かなくて。
 (忘れ雪@パペット使いなんて何て言ったらよいやら…)
 雪組の92期は芸達者なりんきらと暑苦しいまなはるがいるせいか、あやかちゃんはその次って感じだったのでこのまま真波そら路線かなぁと思っていました。
 今回役が付いて嬉しかったんだけど、主人公の子供時代だから大して台詞もないんだろうと。(カラマーゾフのミーチャ子供時代@ひーこちゃんのような)
 
 とんでもない。すんごい喋ってましたね。
 あかやちゃんってこういう芝居をする子なんだ。
 綺麗で踊れるのは雪ファンなら周知の事実でしたけど、いやはやキラキラしてていい感じでした。
 早くから抜擢されている同期(中卒同士なので同い年のはず)のりんきらが既におっさん役者に移行しつつあるのに、あの初々しさは何?!
 1回くらいはちゃんと使ってあげて欲しかったので嬉しいです。
 これから自分の色をどんどん出していって欲しいなぁ。
 92期男役は個性豊かで楽しいです。
 金髪オールバックの画伯に友達はきゃーきゃー言ってましたし。
 画伯は耳に特徴があるからすぐ見つかるわ。

 今回改めて久城あすの顔が好みだと再認識いたしました。
 お姉ちゃんにほんと良く似てる。
 94期も男役らしくなってきたなぁ。
 2007年からヅカファンになった私にとって、94期は初めて初舞台を観た期。
 なので、妙に思い入れがあります。綺麗な子が多いし。

 キングがいつの間にかお兄さんポジになっていた、革命家チーム。
 エリザの革命家チームでは最下だったのに、時の流れは早いですね。
 素顔は綺麗なので、何か武器を身に付けて欲しいなぁと思う(偉そうですが)。
 毎度のことながらりーしゃは無駄に美形だわ。
 
 概ね不満のない内容だったオネーギン、唯一の不満は
 がおちゃんの出番の少なさ。
 がおみみ嬉しい~とかテンション上がってた頃が懐かしい。
 出番すくなっ。
 あーでも、ナウオンメンバーに入ってたことは嬉しいです。
 みみちゃんってやっぱり大人っぽいなぁ。
 がおちゃんがすごく頑張っておっさん演じているのが痛々しかったです。
 研2○?の理事主演の芝居で研7がおっさん演じないといけないなんて、雪組は本当におっさん役者が不足しているわ!! 

 全ツのリオブラを観ていると10人辞めたって事実がどーんと重いです。
 水ゆみみなこの場面とか、中詰めのあずそらとか、みんなもういないんだな。
 毎日会ってるが故に変化に気付かない会社の人みたいだ。
 気付けばこんなに変わっているのに。


 余談ですが…
 づっくんの役調べたら…オネーギンの作者なんですね。
 観ている時に気付けよ、私。
 普通の人は最後理事が「アレクサンドロ・プーシキン!」って言った瞬間、おぉーってなるわけですね。
 景子たんにくい演出だなぁ。
 原作ではオネーギンとレンスキーの決闘の理由は何になっているんでしょう?
 オリガが原因なのは、プーシキン自身が決闘で命を落としていることに対するオマージュなのでしょうか?
 オリガ@さらさちゃんは最後までオネーギンと踊ることを選んだ。
 1曲終わりレンスキー@ひろみちゃんが誘う。
 でもオリガはオネーギンと踊る。
 最後の曲になりレンスキーがオネーギンに怒りを剥きだしにしても、それを嘲笑してオネーギンと踊る。
 
 それは単なる気まぐれ。
 レンスキーのことを嫌いになったわけじゃない。
 珍しい都会からきた素敵な男性と踊りたいだけ。
 たまには変わったことがしてみたい。ほら、私あなた以外の人とも踊ったりするのよ。妬いちゃうかしら?…ばかねぇ。

 その気まぐれがレンスキーの闇を呼び起こしてしまうんだ。

 人にはふさわしい場所というものがあると思う。
 現実にはサブリナのように月に手が届くことなんてないんだ。
 でも私がオリガだったら少しだけ手を伸ばしてみたいと思うだろう。
 手に入らないと分かっている。でも、そこにあるんだもの。ひと時触れるくらい、そのくらいは構わないんじゃないかしら?
 それすらも許されなかったオリガが自分と重なって切なかった。苦しくなった。
 たった一夜、気まぐれで踊ったダンスが恋人の死を招くなんて…。
 (どこの最後のダンスだ?)

 レンスキーは何故オネーギンに近付いたんだろう?
 自身の破滅を予想出来なかったんだろうか?
 厭世的な生き方しかできないオネーギンに自分の心豊かな生活を見せつけたかったのかしら?
 一般的に恵まれている人に対して、私は貧しいけど愛のある生活をしているわ的な優越感の抱き方はままあることで。
 可愛くて無邪気で純粋なフィアンセとつつしまやかだけどオネーギンが持っていない幸せを持っている、そうレンスキーは小さな優越感を抱いていたのかも。
 オリガはレンスキーの闇を知らないで付き合っている。
 もしかしたらレンスキー自身も自分の闇を知らなかったのかも。

 レンスキーの死後、オリガの出番は無い。
 ただ伝聞として軍人と結婚した、とあるだけで。
 オリガはどうなったんだろう?
 一生罪を背負っていくのだろうか?
 自分の男運のなさを嘆いて悲劇のヒロインとして生きていくのだろうか?
 それがとても気になる。

 たった一晩の気まぐれ。
 それすら許されない救いのなさがとても怖く感じました。
 
 選ばれた人は私ではなく、変わり者だと言われ続けた姉だった…。

 そして引き金を引いたオネーギンの人生にとって、二人は何でもなかったということ。
 それがまた怖くてたまらなかった。
 
 気まぐれでオリガを誘い、何故レンスキーがそこまで怒り狂うのか理解出来ないまま周囲に押し切られて決闘を受ける。
 同時に引いたはずの引き金はレンスキーにだけ死を与えた。
 おそらくオネーギンはレンスキーの心を全く理解していない。
 自分の行動がこういう結果を招いたことも理解していないように思う。
 命を失っても理解すらされない。

 私は、オリガとレンスキーの側にいる人間だから。
 何手残酷な物語なんだろうと思いながら観ていました。

 上手く書けなくてくやしいですが。
 下品なだーいし演出に閉口しつつ
 観終わったあと友達に言ったひとこと。
 「とりあえずエリートを捕まえる方法が分かったよ…。

 えー、ポーラ@ねねちゃんの話です。
 ここからは私の偏見と妄想と嫉妬wが入り混じったおかしな文章になりますので、どうぞよろしくお願いします。
 

 ヅカのヒロインは総じて、人格破綻していたり、自分の意思が全くなかったりしているものですが…、ポーラはエリートを捕獲することだけに意思があるような女に見えました。
 すべてはザックの仰せのままに…。
 何ていうか、こういう女嫌いだわーと思った。
 それは、私がこういう女になりたくてもなれないからかもしれないんですが。

 コテージに行って、シド@べにーとリネット@れみちゃんは早速よろしくやっている。
 若い男女が人里離れたところに泊りがけで来たんだもの。
 そうなるのが普通の流れ。
 でも、ポーラはいざという時、ザックを引っぱたく。
 …えーと。
 今更ですか…ポーラさん。何故この期に及んでカマトトぶるのだ?
 で、何?ちょっと説得されたら結局するんじゃん。
 何?すぐに許さなかった実績作っておきたいわけ?

 リネットみたいな尻軽女は最後に捨てられるからね。
 本気で士官様と結婚したいポーラだもの。
 それもひとつの作戦だ。
 そう、それはいいのよ。
 ポーラがどんな手を使っても、ザックを得たいという気持ちに嘘はないはず。
 気持ち悪いのは、ポーラがそういう色恋沙汰にしか興味がないこと。
 それ以外に全く意思が感じられないのだ。

 ポーラはリネットのことをこう言う。
 親友だと。

 その親友はポーラとは違い、エリートをだますために近付く。
 それをポーラは知っている。
 でも、止めない。というか、興味がないように見える。
 そして親友の嘘を信じたエリート(愛する人の友人でもある)は自ら命を絶つ。
 そんなことがあっても、ポーラはザックにしか興味がなくて、おそらくリネットとの友達関係も続いている。
 きっとポーラは自分の結婚式でリネットをこう紹介するだろう。
 「私の親友よ」と。

 …大変怖いと感じたのですが。
 
 何故リネットは毎年妊娠詐欺を繰り返しているんでしょうか?
 そもそも何が目的?お金??
 それを知っててなお「私たち親友よ」と言い、自分はリネットと違うわ、純粋で真面目な女なのよアピールをして…。
 ポーラ怖い…。
 リネットと二人で詐欺を繰り返してるならいいと思う。
 で、ザックのこともだますつもりで近付いた。
 でも、彼のことを本当に愛してしまった。
 それならいいのよ。
 でも、絶対違うよね?ポーラは本気で捕まえるためにザックに近付いている。
 
 親友ってそういうものなんでしょうか?
 もっと人に興味持った方がいいですよ、ポーラさん。

 ポーラみたいな女が最後は勝ち組だって分かってるから嫌なんですけどね…。
 あぁ、私ってヅカの中の女にまでひがんで…悲し過ぎるぞ。

 それにしても、ねねちゃんはこういう役上手いですね。
 あんまり頭良くなさそうな役ができないとヒロインにはなれない世界なので。
 『宝塚花の踊り絵巻-秋の踊り-/愛と青春の旅だち』観劇してきました。

 久しぶりのW観劇。
 疲れましたが、パワーをいっぱい貰えました。
 やっぱりタカラヅカが好きだな、と改めて思えた1日でした。
 
 余談ですが、タカラヅカを見直したことがありまして。
 友達と3人で観劇したのですがうち1人が遅刻をしまして。
 ショーが先でしかも幕開きチョンパだということでどうしても始めから観たい、でも友達のチケットはこっちにある、という状態だったのですが…。
 チケット預かってくれるんですね!!
 知りませんでした。
 友達と「タカラヅカすげぇー」ってテンションが上がりました。
 3年ヅカヲタやってても知らないことっていっぱいあるわ。

 星組がびびる程分からなくて、感想らしい感想は書けないと思いますが。
 かなめファンの友達がオペラを忘れてきまして。
 7列目だったし、星ファンでもないし、友達に貸してオペラ無し観劇だったんですよ。
 するとまあ、全く分かりませんでしたw
 わたくし最前列でもオペラ使う子なので…そりゃまあそうなりますわね。
 
 何はともあれチョンパすげぇ!!
 初めてチョンパなるものを観るので大変楽しみにしてましたが、想像以上の華やかさですねぇ。
 そして若衆…美しい…。
 日本モノのショーを観るのは2回目。1回目は「風の錦絵」。30分だったし若衆もなくさいとーくん臭ぷんぷんの猫とづっくんの小坊主とまつけんサンバだったので、今回のこれぞ日本モノショーに圧倒されました。
 日本モノのメイクは難しいと聞きますが、花道の下級生まで麗しかったです。
 上手花道の端から3列目のちーちゃん似の子が綺麗でした。どなたなのかしら??

 その後の場面はあれよあれよと終わってしまって記憶が曖昧ですが…ミエコ先生の場面長過ぎ…。
 お稚児さん?の場面かすずみんとの場面か、どっちか1つでいいやん。
 いやむしろ要らないくらい…。
 それがなければ雪組でやってくれてもいいと思いました。

 しかし、切っても切ってもちえねねって感じがしました。
 2番手の比重が低い。かなめちゃん頑張れー。
 かなめちゃん唯一のセンター場面でのかなめちゃんの歌が上手かった!!
 でかい字で言いたい!かなめちゃんの歌が上手かった!!
 あれは何なんでしょうか?奇跡ですか?民謡だからですか?
 もしかして、スカピンのショーヴラン@ちえちゃんばりに革命が起きたのかと思い期待しましたが、お芝居ではいつものかなめちゃんでした…。

 てるれみいい!!
 れみちゃんの薄幸そうな雰囲気と着物が似合っておりましたよ。

 
 芝居は、とりあえずやっぱだーいし無理だわ。
 タカラヅカで「私遅れてるの」なんて台詞聞きたくありません。
 しかもわざわざ銀橋で…。
 毎年やってくるエリートの卵に妊娠詐欺をふっかける、あんまりタカラヅカでやって欲しい題材じゃないけど原作ありなんだし仕方ないと思う。
 でもさー、そういう台詞言わせなくてもそういう設定だって分かるし。
 ズバリ言わなくても観てる人に分からせるような演出して下さいよ、だーいし先生。

 あまりの下品さに終演後ぽかーんとしてました。
 映画を観たことがある友達いわく、「原作通り」だそうです。友達は特に気にならなかったみたいだし、私が変に考え過ぎなのかもしれないけど。

 鬼教官@かなめちゃんのしごきはまあ我慢できる。
 暴力は嫌いだけど、軍隊なんだしそういう設定なんだろう。
 最後のザック@ちえちゃんとのタイマンとか、愛以外の何ものでもなかったし。
 ザックに入れ込み過ぎですから!教官どの!
 入隊前、1列に並んだ候補生たちに謎の変声でネチネチ言うのは気持ち悪かったけど。
 あれは候補生たちの立ち位置を観客に紹介する意味では良い演出だと思った。 
 ヅカでは必ずある路線の役@主人公の仲間はキャラが命だから。
 あの愛妻家の人素敵だったわ、とか、あのヲタクの子上手かったわ、とか印象に残るし。
 
 その中で、みやるりの男前ぶり!!
 みやるりを初めてかっこいいと思いました。
 あの候補生の服が悪いんだと思うわ。あれは男役をかっこ良く見せる服だもん。
 白い軍服じゃないですよ。あのベージュの候補生服です。
 あれに無造作ヘアーはやばいです。
 私、無造作ヘアーが大好きなんですよ。
 君愛のスリーズ@真波そらなんて本当にかっこ良かったなぁ…。

 あとフィナーレに羽根はあった方がいいと思う。せめて男1だけでも。
 タカラヅカ=羽根ってイメージの人もいるだろうし。
 やっぱりないと寂しいです。
 『オネーギン』観劇してきました。

 チケ難民のためサバキ目当てで早起き。無事に観劇できました。
 それも超良席!!見知らぬ方本当にありがとうございました。
 チケットもないのにふらーっとムラに行くなんて…我ながらやばい境地に入ってきたなぁ。

 原作がロシアの文芸作品ということで、難しいことは全く分かりませんでしたが、とりあえずとっても面白かったです。
 大好きな雪組で、衣装も綺麗で、話もそこそこ面白くて…幸せでした。
 
 理事の芝居を生で観るのは、実は初めて。
 「風の錦絵」はショーだったし。
 スカステでよくよく観てるから初めて感はなかったけど。

 1対N、すなわち、理事対雪組子の芝居でした。
 
 観る前は理事だけが浮いてるんじゃないかなぁ?と思ってました。
 でも、そんなことは無くて意外としっくりきてました。
 ヒロインのみみちゃんとなんて、何学年あいてるの?!って感じですが。
 理事対みみちゃん、理事対づっくん、理事対リサリサ、そんな感じ。
 対ひろみちゃんはちょっと壁があったかなぁ?
 2幕のキング以下革命家(なの?)とはもう違う世界でした。
 まぁそんな演出だったし。革命家がうだうだ言ってるのを理事が見てるみたいな。別世界的な。

 
 対みみちゃん@タチヤーナ。
 ダンスより本が好き、タチヤーナの変わり者なところがみみちゃんの持ち味と意外とマッチしていました。
 阪神間では結構有名なちゃらい女子校出身であの通りの美人さんなのに、ヅカファンでヅカに入るために(おそらく)スクールとか通っちゃってたんだろうなぁと思うので。
 きっと学校では変わった子扱いだったと思うんですよね。
 (完全なる妄想ですが)
 しかし、オリガ@さらさちゃんよりタチヤーナが美人なのでどうもおかしい感じがしました。
 原作や他の芝居、バレエ等ではどういう風なんでしょう?
 タチヤーナは美人設定なの?!

 理事とみみちゃんは合ってました。
 特にフィナーレ、シンプルな衣装でいかにもデュエットダンス!じゃないのが良かった。
 ただ、オネーギンとタチヤーナの人生は一度も交わってないような気がした。
 タチヤーナにとってのオネーギンは初恋の人であり一生忘れられない人なのかもしれないけど…。
 オネーギンにとってのタチヤーナは…流行病のようなもの。
 人妻になったタチヤーナに再会して想いが叶わず、(投げやりになって?)革命に参加するところで芝居が終わるからまるでタチヤーナへの想いが人生のすべてみたいになってるんだけど。
 実際はオネーギンの人生はきっとまだまだ続いていって、タチヤーナのことなんてなかったことになるのかなぁと思いました。
 原作知らないから全く見当違いなこと書いてるとは思いますが…。
 オネーギンが主役だからオネーギン視点で話が進んでいくので、ヒロインのはずのタチヤーナの気持ちがあんまり描かれてなかったです。
 それだけ二人の人生は別々にあったってこと。
 何かそれはそれで良かったと思う。

 みみちゃんの歌が本人比で上手くなっていました。
 声が綺麗になっていたのと、音程が正確になってたような気がする。
 その代わり以前にも増して声量がなくなっておりました…。
 が、がんばれマイク!と何度思ったことか…。
 元々声量がなくてカスカスだからなぁ。
 ロミジュリまでに腹から声を出せるようになって欲しい!!
 ビジュアルは問題ないし、芝居も嫌いじゃないから、普通に歌えるようになったら楽しみだなぁ。
 いい意味で空っぽだったねねちゃん@ジュリエットとは違うジュリエットになりそうで楽しみ。
 みみちゃんは可愛いんだけど、真っ白純粋な持ち味じゃないから。そこが好きなのであざとさの感じられる役作りを期待しております。

 
 対づっくん@ある革命思想家。
 幕開きから理事×リサリサ@ニーナのベットシーンで、その後×づっくんとのベットシーン。
 隣の人のオペラが素早くあがったw(ちなみに2列目)
 づっくんのことかっこいいと初めて思いました。
 何ていうか大きい弟みたいにしか思えなかったから、急に大人になっちゃって!!理事と対等に芝居が出来る大人の男にドキドキしましたよ。
 最後は何故かいつものづっくんに戻ってましたが…台詞回しとかが。
 ほんと彼は持ち味が若いなぁ。ひろみちゃんにも言えることですが。
 真ん中路線じゃないけど脇でもないから、おっさん路線にもいけずということでしょうか。
 彼がおっさん路線じゃなくていいから大人な男に脱皮できたらすごく貴重な人になると思うなぁ。
 
 最後にづっくんの役名をオネーギンが言うのですが、聞き取れず。
 有名な方なんでしょうか?
 ニーナにも公爵夫人@あんなちゃんにも「ちぢれっ毛の彼」って言われてたのがツボでした。
 二人の大人な女性といる時のづっくんの佇まいがかっこ良かったです。
 エスコートの仕方とか。何かいいなぁ。

 
 対リサリサ@ニーナ。
 ニーナとオネーギン。ああいう腐れ縁的な関係っていいなぁ。
 愛の比重としてはオネーギンが1ならニーナは10って感じでしたが。
 それをぎゃーぎゃー言わずにさらっと身を引くニーナがかっこよすでした。
 田舎に帰ったオネーギンを仮病で舞台をすっぽかして追いかけてくるんだけど、タチヤーナを見て「そろそろ帰らないといけないわね」って。
 タチヤーナの若さや純粋さに嫉妬をしたり、ましてや戦ったりはしないの。
 2幕で再会する時も(街の名前がまったく憶えられない…)パトロン(朝風れいちゃんだったのに笑ってしまった…すまん)の存在を明かすところがオネーギンの負担にならないような気遣いに思えて。
 ニーナ素敵です。
 でも何度も何度も泣いているんだろうな。
 リサリサは本当に上手い。だから歌わせないであげてくれ。

 正直、理事と対等に芝居していたのは上記の3人だったと思う。
 あとの人はオネーギンと壁があったというか、違う世界の人という感じだった。
 特にレンスキー@ひろみちゃんとオリガ@さらさちゃん。オネーギンの二人に対する興味の無さがものすごーくこの物語の底辺にある虚しさを表していたように思う。
 この二人のことはまた別の日に。
 「はじめて愛した」ダラダラ感想。

 やっぱり雪組が好きだー!
 ということで、組子への愛を叫んで今回で最終回予定です。

 フィナーレの男役群舞、心から雪男さいこーと思えた。
 やっぱり贔屓組は違う。
 他の組でも男役の群舞はかっこいいって思うけど、度合いが違うなぁ。
 雪組は小さい男役が多いし、決してビジュアルが他の組より勝ってるわけじゃないけど…個人的な思い入れの違いでしょうね。

 噂には聞いていたけどガラガラで。
 もうひとつの「オネーギン」が評判上々、バウも売り切れただけに何とも虚しい気はしました。
 仕方ないとは思う。
 ゆみこさん退団以降の雪組人事はめちゃめちゃだもん。
 雪組って大事にされてないな…って思うもん。
 だからお客さんが少ないのは仕方ない…。
 何でもっと桂ちゃんのお披露目盛り上げてあげないんだろう?
 どうすれば客が入るかなんて、ゆるいヅカヲタの私でも何となく分かるのに。
 プロの劇団が分からないなんて…。
 きっとチケット以外に収入を得る方法があって、その方が額が大きいんだろう。
 そんな穿った見方しか出来ないよ。
 こんなこと書いてもキリがないって分かってはいるけど…。

  
 娘役中心に感想をダラダラと。
 相変わらず娘役の役は少ない。ハリーめ。

 アンヌ@ヒメ。
 レイチェル@あゆっちのお母さん。
 いやーヒメは上手い!上手いわ。
 最近バウでもあまりちゃんとした役が付いてないような印象なので、久しぶりにヒメの演技を観た気がする。
 レイチェルを探すジュリアーノ@咲ちゃんが家に来る場面。
 ジュリアーノに対するアンヌの卑屈さ。
 恐怖もあるんだろう。でも卑しさの方が強かったように思える。
 娘を想う気持ちがないわけじゃない。
 でも、一度お金を受け取ってしまった事実からくる卑屈さが…いやー上手いです。
 レイチェルのコロス@メモカの代わりに何度か歌ってた?

 ラウラ@かおりちゃん。
 ジュリアーノの愛人。
 愛人だと事前に分かってたのに…お母さんに見えたw
 かおりちゃんはどこへ行くんだろう…。

 ジャンヌ@きゃびぃ。
 ガイ@桂ちゃんの旧友の嫁。
 ブランチ@凍てついた明日を彷彿とさせるようなぶっ飛びキャラ。
 でありながら、旦那やレイチェルに見せる優しさはさすがだな。
 防弾紙?のクダリでの暗転前の顔…すごかったw
 この旦那にこの嫁あり。微笑ましい夫婦でした。

 シルビー@あゆみちゃん。
 ジュリアーノの弁護士。あれ役名あったんだ。
 で、ゆりんちゃんの看護婦は役名ないんだ。何の基準?
 あゆみ姐さんにしては普通に演技してました。
 それよりもオープニングの乳に釘付けでした。
 ハリーってタートルネック好きだなぁ。

 家政婦@ももちゃん。
 帰ってHP見るまで誰か分かりませんでした…。
 雪組公演でプログラムを買わなかったのは今回が初めて。
 こういう小さいことの積み重ねで劇団の儲け減ってるんだろうなぁ。
 何となく、天舞音さら嬢がやってるのかと思った。
 ロジェ@新公のイメージによる妄想かw
 (さら嬢はオネーギン組です)
 
 カレンちゃんは役無しでもったいなかったです。
 コロスやってるくらいしか分からなかった。
 寿春さんはかろうじて分かったけど、以下、愛さん、花瑛さん、星乃さんは分からず。
 花瑛ちほちゃんは分かりそうなものなのになぁ。
 舞台が暗かったので…しゃあなし。

 最後に、ナタリー@メモカ。
 ソロはわけわかんない歌でしたが、相変わらず落ち着いてる。
 でも、でかい。ロジェの時より痩せているけど、肩幅すげぇ。
 いじめ裁判がなくて、研3くらいで別格っぽい抜擢で出てきてたら好きになってたかもしれない、とは思う。
 嫌いじゃない感じなのがくやしい。
 ただ研1でヒロインさせるような子では断じてないと思う。
 加えて裁判の問題があるから、こういう扱いは納得できないです。
 みなこちゃんが抜けたあと、良い別格になりそうな雰囲気はあるので…こういうことになってしまってるのが残念ですね。
 ハリー芝居以外でどうなるのやら…。

 オネーギンのチケットが相変わらず手に入らないので
 下手したら次はロミジュリかも…。寂しいぞ。
 (ヅカスペは行くつもりですが)
 レイチェル@あゆっちがガイ@桂ちゃんのことを
 「愛してるのよ」と言った時、ぬぉ!と思ったw

 すごく可愛いのにダメ男ばっかり好きになる子…いるよなぁ…。


 レイチェルを取り巻く男たち。
 ジュリアーノ@咲ちゃん、ガイ@桂ちゃん、ベルモンド@チギタ。
 全員違う方向で、ダメ男…。
 現実世界だとベルモンドが1番ましかな…。
 あとの2人といると命の危険が伴うもん。

 まず、恋人(元?)のジュリアーノ@咲ちゃん。

 ジュリアーノは色々気の毒だと思う。
 ギャングの息子だってこと隠していた頃は、レイチェルはジュリアーノのこと普通に好きだったのよね?
 何度も家にも来ていて、アンヌ@ヒメや弟にも会っていた。
 微笑ましい学生カップルだったに違いない。

 どういう経緯でギャングの息子という素性がばれたのか分からないけど…
 それだけで嫌いになるって…レイチェルひでぇ。

 その前からすぐ切れるとか兆候があって、レイチェルの心が離れつつあったのかもしれない。
 だからジュリアーノが焦って素性をばらして、力で愛を繋ぎとめようとしたのかもしれない。

 でもなぁ、好きで付き合ってたわけでしょう?
 いいところもきっとたくさんあったのよ。
 普通の学生を装ってたかもしれないけど、デートもプレゼントも豪華だったと思われる。
 そういうものをレイチェルは享受してたわけだ。どういう気持ちだったかは分からないけど。

 女の敵は女みたいな意見で申し訳ないですが…。
 恋愛は一人でするものじゃないから、男がああなってしまうのは女の責任も少しはあるよ。
 まぁ、ジュリアーノは馬鹿な男だけど、レイチェルのことは純粋に好きだったっぽい台詞を最期に吐かせているから、少なくともハリーはジュリアーノを最低な男だと思って描いているわけではなさそうだ。
 ぷくぷく咲ちゃんが演じてるから悪い人にはどうやっても見えなかったしね…。

 ガイ@桂ちゃん。
 ガイの場合、性格に破綻はない。喧嘩も強いし、見た目もかっこいい(私的に)。
 あれだけ精神的に追い詰められていたら、レイチェルがガイを好きになるのは仕方ないと思う…。
 が…他のことが色々やば過ぎると思うのですが。
 一方的に恋をするのはいいと思う。
 ベルモンド@チギタに「警察は何もしてくれなかった。ガイは私を救ってくれた」と言うのもごもっともだと思ったし。
 
 でもさー人殺しで社会から存在を抹殺されてそうな男とどーやって生きるのよ?

 お母さんのためにジュリアーノのような男に耐えてきたんじゃないの?!
 人殺しと一緒にいくなんて、お母さん泣くよ?
 (いや、ヒメは泣かないと思うけど…ヒメじゃないしアンヌだし)
 ラストが「これから一緒に歩いていこう」風味だったので気になりました。
 マリポみたいなラストならいいんだけど。

 最後にベルモンド@チギタ。
 ベルモンドは別に悪くない。
 パリ市警の組織がどうなってるのか知らないけど、ストーカー相談と殺人では担当する部署が違うんだろう。
 ベルモンドならきっともっと親身になってくれてたと思うよ。
 上司@ナガさんにもぶつかっていってるし。
 
 好きになった女が悪いんだよ…まともな世界に生きてない女なのよ…
 とベルモンドに言ってあげたい。
 それもこれも、レイチェルもといあゆっちが可愛いから仕方ないんだけど。

 
 そう、レイチェルが嫌な女に思えないのは、愛加あゆという役者の力だと思う。
 力というか、あの可愛い容姿が観客を納得させている…と思う。

 私個人の勝手な意見としては…
 あゆっちは真ん中にくる人じゃない、と思ってます。
 素顔は本当にめちゃめちゃ可愛いと思いますよ。
 でも、ここは宝塚だから。
 舞台の上で綺麗に存在できない人はヒロインにはなれないと思う。
  
 顔は可愛いと思う。
 でもなぁ…輪郭がなぁ…あと肩から背中にかけての肉が…もったりしてる…。
 嫌いなわけじゃないですよ。
 ただ、劇団があゆっちをどうしたいのか分からなくて…。
 娘1にふさわしい人がどんどん辞めていく昨今、あゆっちが真ん中にくることが私的には違和感なんです。
 新公ヒロやバウヒロなら納得なんですけど。
 新公ヒロは2回やってるけど、本公では娘2どころかまともな役もほとんどやったことがない子がいきなりトップのプレお披露目の相手役ってのが…。
 
 誰でもいいから早く娘1固定してくれ、というのが本音です。

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